[登山]3泊4日で行く北アルプス最奥部周回 Day1 折立から北アルプスの女王薬師岳へ

北アルプス

9月のシルバーウィークを利用して3泊4日北アルプス最奥部周回ルートに行ってきました。

薬師岳?黒部五郎?どこそれ。雲ノ平は雑誌でみるような憧れの地。そんな状態の私だったのですが、
行くきっかけになったのは山友達からの誘い。
6月に行った谷川岳での会話だったかな、友達から裏銀座に行かない?と誘われ、実際に計画を始めたのは8月の頭。自分一人では絶対に行かないであろう奥地。せっかくだから一緒に行ってみよう!と。

当初は4泊5日で折立→槍ヶ岳→上高地の裏銀座ダイヤモンド縦走と呼ばれているルートを計画していましたが、いい感じにテント場の予約をとることができず、3泊4日の周回ルートに変更。
コロナ禍においては、予約必須のテント場が多く連休の予約を取るのは困難でした…

変更後の計画は折立→薬師峠キャンプ場→黒部五郎小舎テント場→雲ノ平テント場→折立

計画を進める過程でどのような山を通るのかを調べていくのですが、これはいいルートだぞ!!とテンションが上がっていきました笑
なんと言っても最終日の雲ノ平!!「日本最後の秘境」なんて呼ばれています。登山を本格的に始めた2年前の自分はまさか雲ノ平に行くことになるとは思ってもいなかったでしょう。

しかし、3泊4日は私にとっては初めての長期縦走です。今までは1泊2日が最長。行動時間も一日7時間程度まで。自分の限界を超えるような計画でわくわく4、不安6でした。

だからこそ、当日までにテント泊で白馬や燕岳に行きトレーニング、平地でも水を入れたザックを背負って階段の上り下りなど、今までにないくらい登山に向けて準備をしました。食糧計画や荷物などは経験豊富な同行者に相談しながら決定。準備を進めにつれわくわくが徐々に大きく。

そして、嬉しいことに計画途中でメンバーが2人追加され4人に。8月に登った甲武信ヶ岳と同じメンバーです。ただし、うち一人は仕事の都合で一日遅れで入山し、3日目の雲ノ平で合流。少し変則的なパーティーですが、全員信頼関係が構築できているからこその計画です。

信頼できる仲間と行く長期縦走。楽しみしかない。

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全日程の行程

Day1:折立駐車場(6:50)→薬師岳登山口(7:20)→三角点ベンチ(8:50)→太郎平小屋(11:10)→薬師峠キャンプ場(11:45)→テント張り&休憩→薬師峠キャンプ場(13:00)→薬師岳山荘(13:50)→薬師岳(14:40)→休憩→薬師岳(15:20)→薬師峠キャンプ場(16:40)

Day2:薬師峠キャンプ場(6:15)→太郎山(6:50)→北ノ俣岳(8:50)→赤木岳(9:45)→中俣乗越(10:30)→黒部五郎岳(13:00)→黒部五郎小舎(15:31)

Day3:黒部五郎小舎(4:10)→三俣蓮華(6:15)→三俣山荘(7:35)→鷲羽岳(9:15)→山頂で休憩→鷲羽岳(10:05)→ワリモ岳(10:40)→ワリモ北分岐(11:05)→休憩→ワリモ北分岐(11:25)→途中ルートロスをし20分ほど彷徨う→祖父岳(12:45)→雲ノ平山荘(14:05)→テント受付&休憩→テント場(15:00)

当初は水晶岳も行く予定だったが、疲労が蓄積されペースが上がらず。水晶に行っては雲ノ平に着くのに日が暮れると判断し断念。私以外のメンバーは体力的余裕があったため水晶も登頂.
水晶岳に行ったメンバーがテント場に到着したのは17時頃.くったくたの様子.

Day4:雲ノ平テント場(4:15)→薬師沢小屋(7:20)→太郎平小屋(10:30)→休憩→太郎平小屋(11:20)→薬師岳登山口(14:02)

全然不具合が直らない地図表示のプラグイン。開発者からの反応もないので、そろそろ自分で調査して直そうかな。今回もYAMAPの地図でご勘弁を!

料金の備忘録

有明林道:乗用車で1900円/台

薬師峠キャンプ場:
テント泊は1000円/人(予約不要)
トイレ・水場あり

黒部五郎小舎:
テント泊は1000円/人(予約必須)
トレレ・水場あり

雲ノ平小屋:
テント泊は1500円/人(予約必須)
トイレ・水場あり。
ただし2020/09/22はメインの水場は枯れており、近くにある小さな水場を使用。

4日分の食糧計画

自分向けに記録を残しておきます。
1日一回小屋で補給できること、初日のお昼は行きのコンビニで買うことを考慮して、7食分(1日目1食、2,3日目の3食、4日目の1食)を持っていきました。
実際に小屋で補給できたのは2日目の黒部五郎小屋でパン2つ、3日目の雲ノ平でパン・カップ麺・アルファ米、4日目に太郎平小屋でラーメン

小屋の食堂は最終日の太郎平小屋以外は営業時間に間に合わず…小屋の営業時間をきちんと調べない大失敗。

  1. パスタ4食+ソース4食
  2. ラーメン2食
  3. 乾燥野菜
  4. フリーズドライの味噌汁3食
  5. カロリーメイト
  6. 柿ピーとカタクチイワシのミックスを500mlナルゲン2.5本分
  7. ゼリー飲料5個
  8. RITZのチョコサンド2本
  9. ドライフルーツ
  10. アミノバイタル8本

総カロリーと重量は計算し忘れた….

よかった点

  • ラーメンが美味しい、重量もそこまでない。ただし嵩張る。
  • 乾燥野菜でビタミン摂取
  • 行動食の柿ピーとイワシのミックスが美味しい
  • 効果があったか微妙だがアミノバイタルを1日2本飲んで疲労軽減?

悪かった点

  • パスタは煮汁ごと食べるのが苦痛。調理方法に改善の余地あり。
  • ゼリー飲料5個は重すぎる。1kgあった?
  • 行動食にもう少し甘いものが欲しかった
  • 贅沢だがお肉も欲しい。ソーセージなど加工品なら持っていける

登山開始

熊に気をつけながら折立から登山開始

午前4時半、有峰林道のゲート前に到着しました。私達が到着した頃には既に20〜30台の車が列をなしていました。ゲートが開くのは6時ですので、それまで車の中で寝て過ごします。
5時半頃に目が覚めると後ろにもズラッと車が並んでいました。後ろまできちんと数えてはいませんが前から数えるとざっと50台は列をなしていたと思います。

そんな中、係の方が一つ一つ車を回って熊に関する注意喚起を行っていました。
車外での準備は手早く、車の窓は必ず閉めておく、など。

午前6時ゲートが開くと順番にお金を払ってから林道進んでいきます。
登山口に一番近いメインの駐車場は既にいっぱい。少しだけ離れた大きな駐車場はまだまだ空きがあったので余裕を持って停められました。

キャンプ場は熊の影響で封鎖中。

熊にザックを取られたと聞いたトイレ。この日はたくさんの登山者がいましたが、警戒は緩めずに。保険のために持ってきた熊スプレーはいつでも取り出せる位置に用意しておきます。

登山口からひたすら標高を上げていく

折立の登山口〜太郎平までおおよそ1000mほど標高を上げていきます。前半の林道で700mくらいは一気に標高を上げるので最初が頑張りどころ。

一気に標高を上げるといっても先月に登った燕岳の急登に比べれば全然楽なものでした。ただし、初めての3泊4日の荷物に体が慣れておらず、そこそこのキツさ…
全然ペースが上がらず、仲間に少しだけ荷物を持ってもらう情けない自分…申し訳ない…

標高を上げきって林道を抜けると見晴らしのいい道が広がってきました。距離はまだあるけど景色があるから頑張れる〜

なんの棒だろう?と思っていましたが、雪がどれだけ積もっているかを見るための棒らしい。

まだまだ上げていく標高。軽そうな荷物の人たちにどんどん抜かれていきました。
私が背負っている荷物は15kgほど。荷物を軽くしたいよ〜〜

ようやく見えた薬師岳の全貌。テントなどデポるとはいえ今日はあそこまで行くのか〜遠いな〜

標高2186mの五光岩ベンチに到着。太郎平まで残り2.0km標高差は142m。あと少しだ!

下界の方から少しづつ青空が広がってきた〜!これは期待!!

太郎平に向けた一本道。たくさんの登山者が列をなして歩く様はみる分にはいいですね。

黙々と歩いて青空が広がってきた頃、ようやく太郎平小屋が見えてきました。小屋を見ると不思議と足取りが軽くなる私。うっきうきになってきました笑

太郎平小屋

必死に登ること登山口から3時間の午前11時に太郎平小屋に到着しました。CTは3時間50分のため、CTより早めでした。テント泊装備でこのタイムは疲れる…でも、テント泊装備らしき人にもたくさん抜かれたんだよな〜、まだテントを張るスペースがあるか心配…

ちなみにテント場の受付は基本的に太郎平小屋で行います。ただ、夕方ごろにテント場でも係の方が受付をしていたので、どっちでもいいのかな?


この太郎平は雲ノ平・黒部五郎方面と薬師岳・立山方面への分岐地点にもなっています。この日は薬師峠キャンプ場で一泊するため、左手方向の薬師岳に向かいました。明日は右手方向の黒部五郎岳に向かう予定です。

少しづつ秋の雰囲気が出ている北アルプス。季節の変わり目ってなんだかいいですよね〜

初日の幕営地は薬師峠キャンプ場

ゆっくりと写真を撮っていてはテント場が埋まってしまうので、必要な分を撮り終えたら出発です。
太郎平からテント場への道は木道で、前方に薬師岳が鎮座している素晴らしい道でした。また歩きたい〜!

ここからほんのちょっとだけ見える槍!薬師岳からは全貌も見えるかな?

お!薬師峠キャンプ場が見てきました!テントの数はそこそこありますね。でも張れないことはなさそう。

ちょこちょこ空いているものの、3人まとめて張れるスペースを探すのは苦労しました…
左手に写っている白いテントはあのはらですぎさんのテント!自宅に帰ってから知りました。
さらに、Twitterで絡ませていただいている方とばったりお会いしました!楽しく会話もできていい出会いです笑

写真は撮り忘れていたのですが、この薬師峠キャンプ場にはトイレと水場が設置されています。
水場に関しては物凄い勢いでじゃぶじゃぶと水が出ていました。冷たくてとっても美味しいお水です。

荷物をデポって薬師岳へアタック

テント場から薬師岳の山頂までCT2時間10分。荷物がないとはいえ往復を考えるとゆっくりはしていられません。テントを張って少しだけ補給をして、13時ごろに薬師岳の山頂に向かいました。

薬師岳に向けて標高を上げると見えてきた槍ヶ岳!!!
やっぱり槍はいい!!

広大な薬師岳ですが、黙々と歩けば稜線への取り付きまで後少し〜

ようやく薬師小屋が見えてきました。薬師岳のバッチはここで買えるのかな?

薬師小屋に着いたのは14時前。売店終わっとるやん!!!
COVID19の影響で小屋の営業時間短縮の余波を食らってしまいました(調査不足…)
最終日に太郎平小屋で買おっと。

薬師岳だと思っていたピークは偽ピークの模様。でもあそこまで上がれば山頂まではあと15分だからもう少し!

あと少しだと思っていたけど、この先が非常に長かったです。足場がガレていたり、ザレていたり。落石させないように気をつけながら登っていきます。

これが壊れた避難小屋?屋根すらないよ?

ケルンと槍ヶ岳。どっちの方が尖ってるかな?

さて、偽ピークまでくれば山頂は目前!
半袖でここまで登ってきたのですが、下山中のおじさんが「ピークは風が強く半袖は寒いよ〜〜」と教えてくれました。実際に稜線に出ると本当に寒いですわ。大人しくウィンドブレーカーを羽織っていきます。

そして薬師岳(2926m)に登頂!!

14時40分ようやく薬師岳に登頂!テント場からは1時間40分。登山口からは7時間半もかかりました。

山頂からは槍ヶ岳・大キレット・ジャンダルムが全部見える!!
自分には穂高周辺はまだまだレベルが高く目標の地です。いつかはあの稜線上を一部でも歩きたいな〜

赤牛岳もばっちり。先月登った燕岳はこの稜線の奥側なのかな?よくわからんぞ。

立山・剱方面はガスの中。左手の方からちょこっと出ているのが剱岳かな?
こっちの稜線は切り立っており難易度が高そう。でもこっちもいつかは歩く。

今日の朝横を通ったダムも見えます。あそこからここまで上がってきたと思うと、人間ってすごいです。

行きとは違った風景を見せてくれる帰り

登っている時は振り返る余裕すらなかったので、必然的に帰りはまた初めてみる風景。
こうしてみると薬師小屋もすごいところに立ってるわ。

下山していると16時前になり、少しづつ空が青からオレンジに。綺麗だけど日没が迫ってきています。チャチャっと下りちゃいましょう。

下りは足元をよくみるので綺麗なお花も発見。帰って調べてみると「山母子(ヤマハハコ)」というらしい。たぶん。

テント場に戻ったらご飯を食べて寝る

テント場には17時前に戻ってきました。お腹も減ったのでご飯を作っていきます。
今回の登山に持ってきたのはエバニューのウルトラライトパン。わずか129g。このフライパン一つで3泊4日分のご飯を作ります。

3分の速ゆでパスタ。乾燥野菜も一緒にゆででいきます。

ソースはトマトカニクリームソース。ちょっと水気が多かったけど、美味しい!
山での美味しいご飯は活力の源。山なので多少不味くても全然食べられますが、可能な限り美味しいものを食べたいです。

ご飯を食べてゆっくりしていると日没の時間。
写真を見て分かるように薬師岳から下りてくるとテントの数が倍増していました笑
ほそ〜い道を残して通路にもテントが。やはり予約不要だと人が集まりますね〜

空が焼けてくるとみんなテントから出て空を見上げていました。本当にきれい…

この日で一番いい色が出てくれた写真かも。焼けた山にはうっとりしてしまいます。

この後は星空を撮ろうと思っていましたが、どんどんガスに包まれててしまいました、今日一日で9時間は歩いたのでもうクタクタ。明日も7時間は歩くのでもう寝よう。ということで寝たのは19時です。
21時ごろに一回起きて外を見てもガスガスなので、諦めて朝までおやすみなさい。

2日目はゆっくりめに午前6時にテント場を出て黒部五郎岳に向かいます。宿泊地は黒部五郎小舎。こちらは完全予約制で予約済みのため、朝ゆっくり出ても大丈夫。二日目はどんな登山になるかな〜

2日目に続く…

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