[登山]3泊4日で行く北アルプス最奥部周回 Day3 三俣蓮華・鷲羽岳、そして日本最後の秘境「雲ノ平」へ

一泊二日以上

3日目の山行記録になります。
2日目はこちらです。

スポンサーリンク

3日目の行程

Day3:黒部五郎小舎(4:10)→三俣蓮華(6:15)→三俣山荘(7:35)→鷲羽岳(9:15)→山頂で休憩→鷲羽岳(10:05)→ワリモ岳(10:40)→ワリモ北分岐(11:05)→休憩→ワリモ北分岐(11:25)→途中ルートロスをし20分ほど彷徨う→祖父岳(12:45)→雲ノ平山荘(14:05)→テント受付&休憩→テント場(15:00)

午前2時に起床し、4時に三俣蓮華に向けて出発

3日目の行程は長く、きつい道が続くため朝早くから出発します。
起床は午前2時半、出発は午前4時です。

この日の朝は氷点下の寒さで、テントのフライシートはバリッバリに凍っていました。外に置いていたサンダルもガチガチに。かなりの寒さなので温かい朝ごはんを食べて体を温めていきます。

ふとテントの外を見てみると綺麗な星空でした。昨夜はガスガスだったので、朝(2時半)に星空が見えてよかった〜

テントの撤収をしてまずは三俣蓮華に向けて出発。
真っ暗闇なのでヘッデンをつけて登っていきます。上を見ると綺麗な星空が広がっており、どんどん星に近づいていくような不思議な感覚。

少しづつ明るくなり周囲の山々が見えるようになってきました。この時間帯は全体的に雲が多めで、黒部五郎岳は真っ黒な雲に覆われていました。黒部五郎にも早朝に登っている人がいたのですが、ちょっと気の毒….

段々と日が上がってくるにつれて空がオレンジや赤に染まってきました。これから登る三俣蓮華も晴れてきたぞ〜

確か鷲羽岳。赤く染まった空と黒いシルエットが美しいです。

2日前に登った薬師岳は今日もガスに包まれています。位置的には今日登る三俣蓮華が薬師岳の対角上にあります。ようやく半分です。

1秒単位で色が変わる空。大興奮でずっと写真を撮ってしまいました。全然足が進みません笑

三俣蓮華への登りと三俣山荘への巻道の分岐に到着しました。三俣蓮華へは200mほど登るため、厳しい人は巻道を使ってショートカットするといいと思います。ただ、巻道も最後にきつい登りがあるらしい….
鷲羽岳への体力を残すために巻道を使うか悩んだのですが、まだ体力的に余裕があったので三俣蓮華にも登ります!

さぁ、また登りだ。3日目にしてかなり肩が痛くなってきました。登りは重力に逆らうため、よりザックが肩に食い込むんです…重い重いザックを投げ捨てたい…

真っ白な三俣蓮華、そして…

肩からザックを外しながら登ってようやく三俣蓮華に到着!
6時15分に到着したのでテント場からおよそ2時間でした。

そして、真っ白…しかも風が強く寒い!!!槍と双六岳を見せてくれ〜〜
鼻水が止まらないので、長居せずに三俣山荘に向かいました。

三俣蓮華から山荘へはおよそ300mの下りです。足場が脆かったので落石させないように注意。
そして、下っていると段々とガスが晴れてきた!!これは槍ヶ岳も!

槍の穂先〜〜!!

槍と穂高もすっきりと見えてきた!今日双六岳に行っている人はガスから現れる槍ヶ岳が見れたんだろうな〜、そっちも羨ましい!!

左を向けば鷲羽岳も近くに!迫力がすごい…

三俣山荘と鷲羽岳。テント場も最高の位置ですね。これは星空と合わせて撮ると最高だろうな〜

ここまで荷物の軽量化のために600ml程度と最低限の水で来ました。これから鷲羽岳・水晶岳・雲ノ平に行くので1.5Lほど補給していきます。

テント場からは雲ノ平へと続くルートに行けます。このルートは黒部源流に一回下ってそこから登るそう。こちらはこちらでキツイらしいのですが、黒部の源流はとても綺麗な所らしい。いつかは黒部源流にも行ってみよう。CTは雲ノ平山荘まで2時間40分なので割と短めです。

三俣山荘からは大迫力の鷲羽岳

さて、三俣山荘に到着しました。バッチを買お〜!

入り口には水場も。

カレーが食べたい!!!まだ一度も小屋でご飯を食べてないのです。
でも、時間がないのでお買い物だけ…

今日の最高気温は12度!だから寒いのか。本当に鼻水が止まりません。

今思えばこのTシャツ買えばよかったな〜、その時は荷物になる葛藤と戦い買いませんでした。

バッチが12種類!いろいろなデザインがあります。

購入したのは三俣蓮華岳とこれから登る鷲羽岳!

山荘から見る鷲羽岳も迫力十分。登る気力も十分。標高差400mがんばろう!

山荘から見る三俣蓮華。さっきあそこから下ってきました。今はガスも晴れて景色も良さそう。

鷲羽岳の登りは写真を撮り忘れていました。急登がキツく、登るだけで精一杯。
気力十分でしたが、もうテントで休みたくなるくらいに体力を消耗しました。でも景色は最高!

鷲羽岳山頂からは圧巻の北アルプスの山々

午前10時、鷲羽岳に登頂!テント場からおよそ6時間かかりました。

鷲羽岳から見下ろす三俣山荘、三俣蓮華・双六岳。優勝すぎる…

左手に昨日登った黒部五郎岳、右手に祖父岳。間に黒部の源流です。

山頂からは鷲羽池と槍ヶ岳も。本当に頑張って登ってよかった!!

さて、こらから向かう水晶岳です。荒々しい稜線で、歩けるかちょっと心配…

右手に野口五郎岳。めちゃくちゃ大きな山です。左手奥には後立山連峰の山々。
鹿島槍〜五竜〜唐松〜白馬岳。

そんなこんなで1時間も休憩をしてしまいました。この景色を前にすれば時間はあっという間。
そろそろ水晶に向けて出発します。

鷲羽から水晶までの道もアップダウンの連続

水晶との間にはワリモ岳があるのですが、そこまでのアップダウンが非常にキツイ!!
ただでさえ、3日目で三俣蓮華・鷲羽岳と登ったのに、その後にこのアップダウン…
全然スピードが出ず、他のメンバーに迷惑をかけながらもゆっくりゆっくりと。

ワリモ岳〜

段々と近くなる水晶岳。体力的に無理な気がしてきまいた…

水晶岳と祖父岳への分岐地点のワリモ北分岐に到着。水晶岳に行く場合は、ここに荷物をデポしていきます。

水晶岳は断念し、雲ノ平へ

分岐に到着した時点で11時半。水晶岳山頂までのCTは往復で2時間40分。雲ノ平山荘まで1時間50分。よって山荘への到着時刻は16時。水晶小屋での休憩や山頂での休憩を含めると17時。ここまでの体力の消耗やペースを考えるとプラス30分〜1時間。そう考えると17時半〜18時の到着

うん、無理だ。

パーティーメンバーの2人はまだ体力的に余裕があるから水晶に行くと言っているが、自分もついて行くと2人を巻き込んで遅い時間になってしまう。水晶岳にもすごく行きたい。でも自分の体力では雲ノ平に着くのに日が暮れてしまう。それは絶対にダメなので、水晶岳は諦めます。あの2人なら17時までにはテント場に着くだろう。ちょっと寂しいですが、ここで一旦お別れ。

私は先に雲ノ平に行き、テント場の受付をしておきます。

悔しいので次は必ず水晶岳にも行きます。
今年に参加したオフ会でいただいたITAGAKI.TVステッカーと記念撮影。

気を取り直して祖父岳へ。祖父岳へはそこまで登りもなくCT40分です。ちゃちゃっと行きましょう!

三俣蓮華と黒部の源流。ここからの景色もすごくいいな〜

結局分岐から祖父岳まで1時間半ほどかかりました…
というのも、途中でルートをロスし彷徨いました。明らかな踏み跡に付いて行ったのですが、途中で絶対にこれはルートではない!と思い引き返しました。これを別の踏み跡でもう2回ほど…

祖父岳は見えている、でも道が分からん!状態です。前後には誰もおらず心細いルートロスト…
そんな時は道が分かるところまで引き返して休憩です。冷静ではない頭を冷やすために、行動食を食べながら水晶岳をボーッと眺めました。心拍も落ち着いてきたのでYAMAPのGPSと山と高原地図を見ながらルートを把握。地図を見ながら周囲を見渡せば、少しわかりにくいですが普通にルートがありました。極度の疲労状態だとあの道も見えなくなるのか。本当に怖い…

テント場で聞いた話なのですが、水晶に行った二人も自分と同じようにルートを間違えたそう。
あれは本当に間違えやすく、危ないと思いました。写真を撮っておくべきだったな…

そして!祖父岳の山頂では山友達の大の字と遭遇!!!大の字は一日遅れで折立から入山し、雲ノ平で合流予定でした。祖父岳までの道で迷子になり心細かったのですが、ここで一気に元気が出てきました!
大の字はこれから水晶岳にアタックするそう。荷物は水以外、雲ノ平のテント場に置いているので軽量装備。気をつけて行ってきてな〜

祖父岳からの下りは岩がゴツゴツしていて、下りにくかったです。登りの人はこの斜面を登るので相当キツそう。

祖父岳、三俣山荘、雲ノ平の分岐地点まで下ってきました。

日本最後の秘境、雲ノ平へ

昔は祖父岳〜テント場の道があったそうですが、現在は自然環境保護のため封鎖されています。そのため直通ではなく、外側をぐるっと回って行きます。

水晶岳も真横から。二人は登頂し終わって小屋で休んでいる頃かな?大の字は水晶の山頂直下あたり?

いよいよ、「日本最後の秘境雲ノ平」に突入です。標高2600mに広く平らな土地。木道が敷かれていて秘境感が漂ってきました。

テント場にザックを下ろして小屋に行くか、このまま小屋に行くか非常に悩みました。

テント場はあれくらい下ったところにあります。また登るのが嫌で嫌で、ザックを背負ったまま小屋に行くことに決定。

あ〜、山荘までも遠いよぉ〜〜
でもこの景色に夢中で気力はどんどん湧いてきます。

14時過ぎようやく山荘に到着。朝テント場を出てからおよそ10時間。もう疲れた…

記念撮影。本当はみんなで撮りたかったのですが、今回は一人で撮影。

小屋の前でマスクを付けるなど、準備をして受付にいきます。
外のテラス席には望遠鏡などもあり、賑やかな雰囲気。混ざりたいが元気がそこまでない…

入り口も立派です。

山荘の方と雑談をしながら、テント泊の受付をしました。
話を聞いていると、テント場及小屋は完全予約制だが、歩けなくなったなどでキャンセルが入ったり、逆に泊まれないかと来る人がいるそう。空きがあれば予約していなくても受け入れるそうですが、我々登山者としてはそれに甘えないように計画を立てないとダメですね。
コロナ対策で苦慮しながらも、登山者のことを第一に考える山荘の方には頭があがりません。

食事の提供は14時まで。私が到着したのは14時10分。ここも時間に間に合わなかった!!
小屋でご飯を食べたかったですが、残念です….
バッチ、アルファ米、カップラーメン、ジュースを購入。ここにもコーラがない…

山荘の中は木造で非常に綺麗です。今回はテント泊ですが、次回は山荘泊をしたいな。

宿泊者でもないのに小屋に長居しては迷惑になってしまうので、お買い物が終わったらテントを張りに行きます。

小屋で食糧や頼まれていたワインなどを購入し、さらに重くなったザック笑
もうヘトヘトな自分にはしんどいよ…

テント場には15時に到着。テントを張ってゆっくりしよう!

受付の時に教えてもらったのですが、テント場にあるメインの水場は枯れていました。少しわかりにくいところにある小さい水場で水を補給します。冷たくて美味しいお水です。

今日のご飯はペペロンチーノ。パスタも飽きてきた笑
それと山荘で購入した尾西のドライカレーを食べました。久しぶりに食べるお米が美味しい!

ご飯を食べ終えて、休憩していると大の字が帰ってきました。
大体16時半くらいだったかな。水晶岳から帰ってくるの早すぎん?笑
今朝、薬師峠キャンプ場から雲ノ平まで来て、さらに水晶にアタック。元気だな〜

この恐竜の被り物をして折立から登ってきたみたい笑

大の字と雑談をしていると、ワリモ北分岐で別れた二人もテント場に到着!17時ごろでした。
そうとう疲労感が見える二人でしたので、テントを一緒に立てたり水の補給したりと、お手伝い。水晶岳お疲れ様でした。

これでようやく計画通りの4人になれました。やっぱり安心するな〜

4人で雑談をしながらご飯を食べていると夕暮れに。

今日一日10時間も行動し、黒部五郎テント場→三俣蓮華→鷲羽岳→雲ノ平と本当に疲れました。
でもすごく濃厚な1日だったな〜、鷲羽岳からみる北アルプスの山々は圧巻。できるなら水晶岳にも行きたかったし、雲ノ平も余裕を持って歩き回りたかった。少し悔しいところもありますが、大満足の3日目でした。

最終日の4日目に続く…

コメント

タイトルとURLをコピーしました